2025/6/21,22に開催された
「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ~永久stage~」
のドキュメンタリーが9/26に公開されました。
Aqoursキャスト9人でのパフォーマンスは今回で一区切りということで、”Finale”が含まれています。
公開日に見に行ったのでその感想を書いていこうと思います。
※以下からネタバレを含むため、ご認識いただいた上で読んでください
Aqoursを支える裏方へフォーカス
Aqoursのドキュメンタリーですが、登場するのはキャストだけではありません。
総合演出の大久保さん、コレオグラファーの石川さん、広報担当の米原さんがガッツリ登場します。
関わっている人みんなAqoursに愛情を注いでいて、そりゃ良いものが出来ると納得しました。
演出側の話を鵜呑みにするのではなくキャストも試行錯誤をぶつけているのが見れて、
全員でいいものを作っていこうという意識が見えたのが良かった。
沼津の方達も少し登場していました。
グッズは沼津側から提案させて作成されているものがあると知り、驚きました。
昔から住んでいた人からすれば急にアニメの聖地になったにも関わらず、
有効な関係を築けているのは沼津の人柄と広報の米原さんのおかげなのが理解できました。
この10年で「失ったもの」
あえてこの10年間で失ったものはあるか問われ、伊波さんの回答は「自分自身」。
ラブライブ、μ’sが大好きだからこそ全身全霊をかけてこのコンテンツを絶やさないため
「高海千歌」でいることにプライドを持っているのが伝わりました。
斉藤さんには不器用で甘えられない、抱え込み過ぎてしまう人だから(もっと頼ってくれてもいいのに)
と発言があり、曜と千歌の関係が現実に表れているかのように見えます。
高槻さんも国木田花丸でいることに精一杯で自分のスタンスを見失っていたとのことから、
自分ではないキャラクターとして生きるのは楽しいだけではなくて、
想像し得ない苦しさがあることがビシビシ伝わってきました。
それでもステージにいるときは苦しさが伝わらないように務めてくれていたのがとてもありがたい。
私はAqours初めてのイベント
「Aqoursスペシャル課外活動 みんな準備はできてるかい? ~せーので SUNSHINE!!~」
で初めて伊波さんを見ました。
キャストもファンも少し探り探りだった印象がありますが、
全力で「高海千歌」を演じている伊波さんが印象に残りました。
今思えばあれはリーダーだから引っ張って行かなければという責任感の現れだったのかなと思います。
これからのラブライブをAqoursが引っ張っていけるのか不安でしたが、
気合十分でステージに立つ伊波さんを見て「ああ、このグループは大丈夫だ」
と思ったことを覚えています。
イベントの最後に「終わりじゃないよ!始まりだよ!!」と告げて終わったイベントは
私の中で大切なイベントとして心に刻まれています。
「想いよひとつになれ」Finaleへの向き合い方が異なる9人
ドキュメンタリーなのでよく見せようとし過ぎず、
ありのままフィナーレライブまでに起きたことを紡いでいく形式。
ライブ前の最終リハでなんとなく一つになりきれてないままで、
どうすればいいのか悩む様は自分が学生時代ダンスサークルで活動していた時を思い出しました。
ダンスサークルで一応リーダーをやっていたけれど、やる気にムラがあるメンバー・
目指すレベルが合致しないという中でメンバーを引っ張っていくのはとても難しい。
比べるのもおこがましいけれど、課題になることってどこも同じだと感じました。
円陣をコロナ禍以降行っていなかったというのも衝撃でした。
当然今までずっと行われてきていたものだと思っていたので、
Finaleライブの最後の円陣にそんな背景があったとは想像が及びませんでした。
(円陣を行っていなかった理由はドキュメンタリーを見てみてください)
私はライブ当日、開演前に円陣の「サンーシャイーン!」が聞こえたのですが、
Aqoursなりの結論だったのだとこのドキュメンタリーで知りました。
円陣⇩
このドキュメンタリー通じてキーワードは「想いよひとつになれ」。
これが2年生キャストの想いだったと思う。
ただAqoursの限界が見えてしまっていたのも事実なのかなと。
辞めたくない人、区切りをつけた方がいいと思う人。
個人の活動も増えてきて、9人で同じ方向を向いて活動する限界がきていたのかなと感じました。
逢田さんの「ファンもキャストも一区切りつけることでAqoursとの関わり方を変える」
がしっくりきています。
Finaleを終えた今
「届かない星」だったはずのμ’sの活動期間を超え、
ラブライブ!をシリーズものとして確固たる地位を確立させたAqours。
今後ももらった沢山の思い出と共に新しい人生を歩んでいきます。
Aqoursのこれまでの活動の振り返りは4th東京ドームまででした。
やはりドームに立ったことで大きな目標を一つ達成し、Aqoursが変わったのかなと思います。
がむしゃらに駆け抜ける期間がドームに立つまでで以降は映画もありましたが、
すぐコロナ禍になってしまった。
私は映画がひと段落した頃にAqoursを離れてしまっていましたが、
そこからさらに5年活動をするとは思っていなかったです。
コロナ禍でうやむやで終わらせたくない気持ちで駆け抜けてくれた9人には本当に感謝しかありません。