私がこの本を読んだ理由
私は2023年度で社会人3年目です。
特段今の会社に不満はないのですが、やはり完璧に理想的な会社ではありません。
自分の理想通りの会社は存在しないとは思っていますが、再度どのような会社があるのか転職活動をしてみようと思いこの本を読むことにしました。
キャッチコピーでもあるこのまま今の会社にいていいのか?
と思ったうちの一人、ということです。
今回はこの本を読んで特に大事だと学んだ3つの点について、ご紹介したいと思います。
20代は専門性、30代は経験、40代は人脈を極める
転職を考える際、私たちは自分の強みやスキルに焦点を当てる必要があります。
この本では、「経験」は「専門性」を極めたものにのみ回ってくるという考え方が紹介されています。
そのため、各年代ごとに以下を意識すると良いと本書には記載がありました。
20代:専門性を深めること
30代:経験を積むこと
40代:人脈を広げること
このような時期ごとの重点を把握することで、より効果的なキャリア形成が可能になるとのことです。
これを読んで私は以下のアクションを起こしていこうと思います。
職業にもライフサイクルがある
職業もまたライフサイクルを持っています。ライフサイクルは以下の流れで進みます。
- ニッチ(まだ参入している人が少ない)
- スター(市場が成長してきて、注目度も高い)
- ルーティンワーク(市場が成熟してきて、同じことの繰り返しになる)
- 消滅(市場が縮小した)
1から3に向かって参入者が増えていき、4でまた減ります。
そのため、転職をする際にはスターの状態の企業に入ることが望ましいと本書には書いてあります。
なぜならスターの状態の経験は今後需要が高まる「経験」となるからです。
それに比べルーティンワークは、代替可能性が高くなりキャリア形成が難しくなるだけではなく、
市場そのものが縮小してしまう可能性があることを念頭に置く必要があります。
さらにルーティンワークは一般的に人気がなく、
企業にとっても人を集めるために人件費がかさむ傾向があります。
そのため企業としては、「人を集めにくい+コストがかかる」ので、
ルーティンワークが多い職種はテクノロジーの進化によって代替されやすいです。
自分の選択する職種が将来的にも需要があり、キャリアの安定性を持つかを考慮することが重要です。
何をするかよりも、どんな状態でいたいかに重きを置く
私たちは仕事を選ぶ際に、何をするかに焦点を当てがちです。
しかし本書では「どんな状態でいたいか」にも重きを置くことを提案しています。
ほとんどの人は、仕事を通じてどんな状態で過ごしたいかを重要視したほうが良いと本書に記載があります。
このような人を「being型」とします。
being型の人は明確にやりたいことがあることが少ないです。
しかし、これは悲観することではなくみんなそうという認識を持つことが大切です。
この項目を読んで私も確かに明確にやりたいことはないなと思うと同時に、これでいいんだと思いました。
being型の人に大切なのは「どの状態にあるか」です。
そのため、自分が良い状態で居続けるために市場価値を高めていく必要があります。
この本を通じて考えた私のアクションプラン
「専門性」を高める
私は現在20代なので「専門性」を高めていこうと思います。
安直な考えですが、専門性=資格かなと考えたので、資格の取得に励もうと思います。
取得する資格についてですが、自分のこれまでの経験を裏づけるものがいいかなと考えています。
※学生時代の経験、これまでの会社での経験とか
私の場合は学生時代にAIの開発などにも使われる「Python」を勉強していたのですが、
会社で使用したことはあまりありません。
このままでは自分の強みとしてアピールしにくいので、「Python認定資格」を取ろうと思います。
スター企業を探す
自分の現在の業界についてはルーティンワークであると感じている点と、
今後私が「経験」したいことと少し乖離しているので、
今後どのような会社に行くか転職活動を通じて考えていこうと思います。
また自分の見つめなおしには企業とのカジュアル面談も有効だと感じました。 この話は今度書きます。
2023/6/11 追記
カジュアル面談の体験談も記事にしました!
こちらもぜひ参考にしてください
まとめ
「転職の思考法」は、転職を考えるすべての人におすすめの一冊です。
キャリア形成や仕事選びにおいて重要なポイントを整理してくれるため、自分自身の考え方を見直す良い機会になります。
ぜひ一読して、より充実したキャリアを築くための考え方を学んでみてください!
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