BEYOOOOONDS CONCERT TOUR 2025 SPRING ~Take Me Out To The BALLROOOOOM!~ 初回の東京昼公演に参加しました。中々衝撃が多かった公演だったので、参加した感想を書き記しておきます。
全体的な印象としては「島倉りか(お嬢様風なお嬢様)スペシャル」といった印象でした。1回目の武道館公演のような、演劇中心にライブが進行されていく感じが懐かしくとても楽しめました。ひなフェス、台湾、JAPANJAMとフェス仕様のBEYOOOOONDSを見ることが多かったので、りかちゃんがいるうちに眼鏡の男の子シリーズが見れて良かったです。以降はセトリに沿って印象に残った曲の感想を書いていきます
ピアノで幕開け。ボールルームへようこそ!
開幕はこばのピアノソロから。こんなにゆったりとライブが始まったのはBEYOOOOONDSを除いても初めての経験でした。映像のこばの横に各メンバーの名前が表示されていく演出は卒業式の参列者紹介のような厳かな雰囲気を感じ、「りかちゃん卒業するんだ。。。」と少し実感が湧いてきました。開幕から今回の世界観に一気に引き込まれ、公演に対して期待がより膨らみました。
そんな厳かな雰囲気のまま一曲目は「Oh!カンターレ」。作詞の星部ショウさん曰く、夢羽の卒業に向けた曲ではなく「伸びしろ~Beyond the World~」の後日談として書いた曲とメディアで紹介していたかと思います。今後も卒業するメンバーへの花向けの曲になっていきそうです。新しい環境に旅立つりかちゃんが「向かい風を恐れない」と歌っているのがとても印象的です。
前半パートは島倉りかスペシャルでした。ヒロインなき眼鏡の男の子シリーズのスピンオフと「恋のおスウィング」を中心に展開。曲中に舞踏会に参加しようとしてずっと馴染めないお嬢様は可愛かったです(みいみは何故だか馴染んでいたけど)。個人的に紗耶に邪魔!という感じで蹴られてダンス場から追い出されているように見える演出が好きでした。
そんな中平井美葉に恋してしまう展開。今までは「前田こころ」ではなく「眼鏡の男の子」が恋愛対象だったのに、今回は完全に「平井美葉」。お嬢様風なお嬢様と美葉ちゃんのフィクションとノンフィクションが交錯していました。りかみよの需要を充足させてやろうという気概を感じました。「Never Never know ~コメ派とパン派のラブウォーズ~」では、また炊飯器!コメだ!と思っていたら、パンと共にお別れのメッセージというDISCOOOOOTIQUEからの流れを上手く使った演出でびっくり。そのままの流れで「循環」イントロが流れた瞬間どよめきが巻き起こりました。本当に前半はミュージカルを見ているような、曲を上手く心理描写に活用していて、これはBEYOOOOONDSの曲の守備範囲の広さがなせる技だなとグループの魅力を毎ツアー再確認しています。
そのままユニットコーナーが進みながら、新曲「マイ・ファースト・ピアス」ではりかちゃんと美葉ちゃんが触れ合う時はりかちゃんがドキドキしているような表現をしていました。前半パートはあくまでミュージカルの最中に楽曲パフォーマンスをしているという世界観の作り込みの徹底が垣間見えます。
演劇パートで印象的だったのは、りかちゃんは惚れた女性の表情が上手いということ。実際にそんな顔をしている女性を見たことはないのですが、あざといとは違うよくイメージされる恋する乙女の表情が完璧で、惚れているんだなというのがビシビシと伝わってきます。ストーリーに関係ない観客でもドキドキしちゃいます。
「私と踊りなさい」のあとは「泡沫ライラック」。ライラックの花言葉は色によって異なるようです。紫は「初恋」。白は「無邪気」「青春の喜び」。ピンクは「思い出」。どの色だと認識してもお嬢様の心情にマッチしますね。泡沫ライラックをBEYOOOOONDSのライブで、しかもステージに10人いる状態で見られるとは!リリイベで見た時は振りはなかったので、完成系を見た感覚。もう生歌では二度と見れないと思っていたので、本当に嬉しい。リリイベに来てない方にも聞いてもらえる機会が出来て嬉しい限り。いい曲でしょ!(知ってる)
フォイフォイフォイ最高かよ、な幕間映像
いつも通り(?)幕間映像があります。にしちゃんは有酸素ガールズ、オネシャースに続いて登場。シュールな笑いが似合うね(褒めてるよ!)。
前半パートの演劇を観覧したお金持ちマダムお客さんが良い演劇について話し合うストーリー。純粋なまえここと上手く合わせようとしてから回るにしちゃんという対比がよかったです。まえここのかしこい役も見てみたいよ。
良い・悪い演劇の再現VTRはりかとこば。「フォイフォイフォイ、さっきはあっちの方が好きって言ってたじゃないか」の勢い、りかちゃんの表現力と相まって破壊力抜群でした。演劇としては悪いかもしれないけど、コメディとしては最高でした。いい例のシナリオを表現するりかちゃんに耐えきれず、こばが吹き出すところまで採用されていて、観客とこばの心情が完全に一致。
後半戦はストリートセッションで開幕!
後半は前半のしっとりした雰囲気を吹き飛ばす、みいもも、みようーのストリートセッションで開始。DISCOOOOOTIQUEの元年バンジージャンプのダンスブレイク気に入っていたので、継続してくれたのはありがたい。
セトリは全体的にいつものスタメンが順当に披露されていきます。「フレフレ・エブリデイ」はお久しぶりでした。「ビタミンME」と曲の役割が被りがちので、中々お目にかかれないレア曲になってしまってますが、好きな曲なのでりかちゃんいるうちに聞けて満足です。
くるみんが難しいコーレスが来ると予告していたように、「アツイ!」の曲振りをファンがしたり、GDPと叫ばされたり遊びが所々に散りばめられていました。
GOGO大臣、Now Now Ningenはまたいつか聴けるのだろうか。スタメンが強すぎて入る隙がなくなってしまっているのがちょっと寂しいです。
アンコールは、、、ベースボールシャツ!?
アンコールはまず衣装にびっくり。なんの脈略もなくベースボールシャツ。ボールルームはそのボールじゃないのよというツッコミ待ちなのでしょうか。Take Me Out to the Ball Gameという曲があるようなので、それに影響されたのかはたまた野球イベントがあるのか。
「こんなハズジャナカッター!」夢羽が卒業してから初めてのパフォーマンス。最後のフェイクで抜擢されたのはにしちゃん。夢羽とにしちゃんは対になるパートをやっていることが多かったので、夢羽の見せ場のパートをにしちゃんが継承したのは今までなかったかな。BEYOOOOONDSを一曲で表した大好きな曲なのでカタチが変わっても歌い継いでいってほしいです。
まとめ
今回のツアーは冒頭に書いたように島倉りかスペシャルでした。前半パートは主演りか、みよという感じでずっと進んでいくので、他のメンバーの見せ場もあるとより嬉しかったなと思いました。りか推しなので前半の他のメンバーの行動があまり見れてないだけかもしれないので、次回以降の公演の楽しみにしておきます。
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