先日統計検定2級に合格しました。今回は統計検定2級を受けてみた感想と、私の勉強方法を紹介したいと思います。
統計検定を受けようと思った理由
私が統計検定を受けようと思った理由は2点あります。
1つ目はデータサイエンティストに興味があったことです。今後本当にやってみたいと思ったときに未経験だとしても、資格があったほうが転職しやすいと思ったので受検を決めました。
2点目は仕事をしているときに統計の知識が必要かも、と思ったタイミングがあったことです。
そう思ったタイミングは仕事で製品の選定をしている場面で、平均値や中央値を使って判断をする機会がありました。
その際にデータの母数が少なく、本当にこの平均値や中央値を信じていいのかと疑問に思いました。
そこで統計学の勉強をして今後このような場面に遭遇しても判断できるようにしたいと思いました。
(ちなみに母数が十分か、平均値は妥当かを判断する方法は統計検定2級で学べます)
統計検定について
統計検定とは
「統計検定」は、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
資格の区分けは4級から1級のほかにも様々な検定種別があります。詳しくはこちら
データ分析の職種の場合は募集要項に「統計検定2級以上」と記載されていることが多いです。
統計検定2級に求められる知識レベル
大学基礎課程(1・2年次学部共通)レベルの知識を求められます。
私は理系でしたので、学習を進めている間に見たことある数式が多々出てきました。
(学生当時は全く意味が分かっていなかったですが笑)
ですので、統計検定2級を勉強するためにはある程度数学の知識が必要になります。
(微分・積分、数列の和がよく出てきます)
私の勉強方法
勉強期間
勉強期間は1ヶ月半ほどでした。平日は30分~1時間、休日は1~2時間勉強していました。
そこまで根詰めて勉強していたわけではありません。
しかし、統計検定2級は上述したように、大学1~2年次までの数学知識を要求されます。
文系だった方は高校数学(数学lll)から学習が必要なため、もっと時間がかかってしますと思います。
学習の流れ
私の学習の流れは以下です。
統計WebのStep1で基礎固め
↓
過去問を2018~2021年まで解く
↓
1回目受検(落ちる)
↓
統計WebのStep1で再度基礎固め
(練習問題を完璧に解けるまでやる)
↓
2021, 2019年の過去問を解く
↓
再度受検(合格!)
まずは基礎固めをしようと思い統計Webで勉強していました。
統計Webは大学で学ぶ統計学の基礎をまとめてくれており、練習問題もあるので統計検定2級の勉強にはもってこいです。
私はこのサイトを2周しました。その後過去問を2018~2021年まで解きました。
過去問は公式の問題集があります。
しかし実際に試験を受けた感じだと2021年6月の問題の形式が今のCBT方式の問題に近く、それ以前の問題は傾向が少し違いました。
ですので、過去問の傾向をつかんだだけで合格するのは難しく、基礎もしっかり固めておく必要があります。
実際に受けてみた
1回目:不合格
私は統計検定2級を合計2回受験しました。つまり1回不合格となりました。
1回目は統計Web1周+過去問で受検しました。
1周しか統計検定Webを見ていなかったこともあり、前々基礎が固まっていない、式もうろ覚えという状態でした。
今思えば受かるわけないだろって感じですが1回受けてみて良かったこともあります。
それはどのような問題が出るか肌で感じることができたことです。
実際に試験を解いてみてまだ基礎が固まっていないことを再認識し、基礎固めを中心に行いました。
2週間後に再度受験し、無事合格しました。
試験によって難易度が異なるように感じた
統計検定の試験を複数回受けた結果、試験の難易度には差があると感じました。
私は二回受検しましたが、1回目は59点、2回目は94点でした。(合格ラインは60点)
勉強したので得点が上がったと言えばそうかもしれませんが、1回目より2回目の方が解きやすい問題が多かったと感じました。
当日出題される問題はランダムなので、事前の準備ももちろん大事ですが、当日の運と言うのも多少は関係があるかもしれません。
統計検定は役に立つ?
私はデータ分析業務をしているわけではないので、統計検定が直接なにか仕事に生きているという感覚はありません。
しかし、受けようと思った理由でも記載しましたが、会社で働いていると平均値や中央値をもとに意思決定がされる場面があります。
そのような場面で適切にデータを分析する方法を知ることが出来たのは大きな資産であると思っています。
また自分の数学の知識がまだそれほど劣化していないことも確認出来てホッとしました。
たまに資格をとるのは自分に自信を持ついい刺激になりますね。
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